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二段B寝台車誕生

画期的な二段式B寝台車登場

昭和49年4月、日豊本線宮崎電化を契機に、寝台特急あかつき6号 熊本行きと、寝台特急 彗星5号が二段式寝台に置換えられました。
あかつき6号 新大阪 21:28→熊本 9:04
彗星5号   新大阪 22:57→大分 9:58
となっています。
いずれも、新幹線を新大阪で受けて走る形で、東京を18:00、19:30に出発すれば、おのおの、あかつき6号。彗星5号に接続するダイヤでした。
当時の飛行機のダイヤとを比較してみますと以下のようになります。
飛行機の始発より早く、もしくはほぼ同時刻に終着駅に到着するとともに、運賃は飛行機のほぼ半額ですので、新幹線+寝台特急という利用の仕方は理にかなったものであったと言えます。
他に、あかつき3号 新大阪~長崎も二段寝台で運転されていますが、省略させていただきます。
比較は、日本交通公社1974年5月号を参照しています。


サービス向上と合理化の産物

二段寝台車は、走行中に寝台セットの解体を行なわないことを前提にしたもので、合理化を更に進めた車両と言えます。
寝台幅などは24系寝台と同じですが、シーツも省略され、下段はそのまま横になるのは抵抗がある人も合ったのではないでしょうか。
この頃は合理化を進めており、出来るだけ省力化を図ることで、車掌補の人数を減らす、もしくは協力会社の社員による途中の解体のみ行なうなどしていたわけですが、更に一歩進めて車掌補の乗務自体を無くしてしまう方向に進んでいきます。
ただし、初期に製作された二段寝台車は、上段をさらに上まで跳ね上げることが出来る構造となっていましたが、実際に使用されることなく、2次車以降からは上段も固定してしまうこととなりました。

彗星でデビュー

24系25形のデビューは、昭和49年4月25日のダイヤ改正で、前述の通り新大阪発熊本行き「あかつき6号」と、新大阪発大分行き、「彗星5号」で編成は下記のようになっていました。
hensei.jpg
彗星は、下関折り返しの7+6ですが、あかつきに関しては、途中での分割併合は行なわず全車両終点まで運転されています。

塗装も合理化でステンレス帯に

24系25形は、基本設計は24系寝台車そのものですが、単純に二段化したものではなく、洗面所スペースの配置などを縮小して、一列だけベッドを増やして17列34人となりました。
24系は16列48人【二段寝台改造後は32人】であり、A開放寝台28人と定員上は大差なくなりました。
この当時は、保守の合理化が叫ばれていた時期で、クリーム色帯の塗装を省略するため、当初からステンレス之飾りが付けられることになりました。
24系25形では、当初はモノクラスということで、A寝台車は製造されませんでしたが、東京発着のブルートレインを置換えるに際してA寝台は必要ということから、個室A寝台が製造されますが、ナロネ20のルーメットと比べると格段に一人辺りの利用者のスペースは広がったものの、長ベンチのような椅子兼ベッドと洗面台、個室には鍵も掛けられないので貴重品等の保管にも不安があるなど、非常に中途半端な設備した。

続く

まとめ

昭和49年に誕生した、14系寝台は、新幹線岡山開業などで寝台列車の需要が減少しつつあった、関西地区でしたので、サービス改善と同時に国鉄側の合理化という要請を受けて誕生した列車で、粋すぎた合理化問言える部分もありました。
下段座席の寝台時のリネン類の省略、更衣室の省略、スリッパなどの省略などであり、車掌補の乗務を将来的には廃止することを前提とした車両でした。
当時の国鉄は、赤字の問題と前年のマルセイ運動の余波で、サービス向上よりも合理化が全面に打ち出される結果となりました。白帯に替えてステンレス帯の貼付などもそうであり、翌年に登場するオロネ25に至っては、一先ず設計してみましたと言う感じで14人分の部屋を確保したモノの二段B寝台の上段を撤去して真ん中に壁を設けたような構造であり、ナロネ20のルーメット【個室寝台】と比較すると劣化判というイメージを持たざるを得ませんでした。
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国鉄があった時代 JNR-era
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プロフィール

加藤好啓(blackcat)

Author:加藤好啓(blackcat)
みなさま、こんにちは。日本国有鉄道研究家、鉄道ジャーナリスト加藤好啓です。
地方鉄道を活性化することで、地方を再生できないかと言うことで研究とともに提言活動などもさせてもらっております。
将来は地方政治家としての転身を目指しています。

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