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EXPO70 よもやま話、国鉄で運転された臨時列車のお話を中心に

EXPO'70 昭和45年、大阪府吹田市千里山丘陵で開催された万国博覧会

2025年、大阪舞洲での万国博覧会開催が決定しましたが肝心のアクセスが、地下鉄一本だけで、かつ桜島からまだ先というのはかなり遠く、埋め立て地であることから、今年の台風で関空が被害に遭ったように名ことに成らないかという懸念も持たれています。
さて、今回は今から半世紀近く前に、吹田市の千里丘陵で行われた万国博覧会の旅客輸送について少しお話をさせていただこうと思います。
既に、ご存じの方も多いかと思いますが、1970年の万国博覧会では、道路からのアクセス以外に、中国自動車道の一部を占有して、複線の線路を延長して会場前のお祭り広場まで線路を延長しました。
万博閉幕後は、線路を撤収して現在の千里中央に行き先を変更しましたが。
当初心配された、万博輸送後の旅客数については、千里ニュータウンでの居住人口が増えたことも有り、現在では大阪メトロと一体で、一番の稼ぎ頭になっているのはご存じの通りです。
また、阪急も現在の山田駅より500m程北千里寄りに臨時駅が設けられて直接万博会場まで行けるようになっていました。
そして、国鉄では茨木駅がもう一つの最寄り駅として、駅からバスでアクセスする方式が取られました。

有名なところでは、エキスポこだまですが

そこで、万博輸送で活躍した臨時列車などを思いつくままに書いてみたいと思います。
万国博覧会輸送で、話題になるのが、「エキスポこだま」3月の改正では設定はありませんが、5月のゴールデンウィークで急遽仕立てられた列車のようで、三島駅の電留線を活用し、大阪~三島までは在来線で輸送し、三島から新幹線に乗車して、8:50に東京に到着すると言うダイヤでした。
夜行列車が、7:00~9:00過ぎまで到着できない事による苦肉の策と言えました。
エキスポこだま
他にも、新幹線は始発は6:00、終着は0:00迄に到着するのが基本でした。
ただ、万博開催中は早朝に出発し・深夜に到着する新幹線が存在しました。
こちらも、3月のダイヤでは設定されていませんので、ゴールデンウィークに設定されたものと思われます。
img483.jpg
ユニークな急行、「エキスポこだま」
片道だけ運転され、昼間に大阪まで回送させて、再びと言う非常に贅沢な使い方をしていましたが、ユニークな列車ではありました。

早朝、深夜に走った新幹線

さて、本題の早朝深夜に走った新幹線のお話を時刻表から見ていこうと思います。
昭和45年7月時刻表では、新大阪を5:40に出発する新幹線の他、0:20に東京駅に到着する新幹線が運転されています。
東海道新幹線に関しては、ワールドカップ開催時にも0:00を越えて運転される新幹線がありましたが、万国博覧会時にこのような列車が運転されていたことに驚きです。

0540shinkansen.jpg

0020shinkansen.jpg


大阪では、茨木駅が改名?

茨木駅では、万博開催を前に現在の高架駅に変更されており、昭和45年3月の万博開催前に落成となったそうです。
なお、万博開催期間中、茨木駅は、「万博東口駅」に変更されていました。もちろん正式に変更した訳では無く、愛称として、「万博東口駅」という名前を使ったそうです。
その辺は、国鉄部内誌、国鉄線に下記のような記事が出ています。
国鉄線197006号
国鉄線 昭和45年6月号から引用
また、この時から快速電車が茨木市に停車するようになりました。

関西圏を中心に臨時列車が運転される

万博輸送は12系客車の増備などで全国から、万博会場に輸送するための準備が図られたほか、新幹線もひかり号の16両編成化など強化工事が行われました。
再び、部内誌、国鉄線昭和45年1月号から引用したいと思います。

 一近郊輸送の概要一
 総入場者5000万人と想定した場合、会期中の休日平均入場人貝は約59万人となり、従来の想定による42万人と比較すると、約17万人増となる。
 五九万人のうち、鉄道輸送にかかる分は約39万人で、13万人の見込増となった。
 このため、次のような輸送対策を検討中である。
  1. 「万博号」の運転
      大阪鉄道管理局管内の小・中学校生徒を中心に計画輸送を行なうため、河瀬・姫路間に毎日三往復の臨時モデル電車(快速型)を運転する。
  2. 快速電車の茨木駅臨時停車
      快速電車は、現在。会場最寄り駅の茨木駅には停車していないが、万博中は、終日臨時停車させ  る。
  3. 京都終着の下り快速電車の茨木延長開場時のラッシュに備えて八時から九時の時間帯に、京都終着の快速電車のうち数本を茨木駅まで延長運転する。
  4. 編成増強
     基本編成で運転中の電車に附M編成四両を増結する。
  5. 休日に運転休止の電車復活運転
  6. 下り緩行電車の高槻始発を京都始発に変更
  7. 車両の新性能化
     103系車両を105両投入し、緩行電車の一部を103系に置き替えて、サービス向上

個々で注目されるのは、大鉄管内の小中学生を中心とした、快速電車が運転されたことが注目されそうです。
詳細は、現在調査中です。

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日本国有鉄道研究家・国鉄があった時代
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加藤好啓

Author:加藤好啓
みなさま、こんにちは。日本国有鉄道研究家、鉄道ジャーナリスト加藤好啓です。
地方鉄道を活性化することで、地方を再生できないかと言うことで研究とともに提言活動などもさせてもらっております。
将来は地方政治家としての転身を目指しています。

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